ある取り調べ

妻と息子を殺した容疑として、ひとりの男が警察に連行される。男を取り調べることになったベテラン刑事は、実はある問題から家庭が崩壊しそうになっていた。取り調べ室には、刑事と容疑者と記録係の若い刑事。密室の中で、次第に事件の真相が明らかになっていく。息詰まる密室劇の傑作。

 

感想

取り調べを担当する刑事2人と容疑者という3人だけで話が進んでいく。シンプルなようだが、内容は非常に濃いもので、容疑者の男性の話を聞いていると、そのすさまじい生活の光景が浮かんでくるようだ。以前に見た「月」という映画と同様で、障がい者の問題。生きていくのは、本人も周りの家族も大変だ。

 

 

後妻業の女

「武内小夜子、63歳、好きなことは読書と夜空を見上げること…わたし、尽くすタイプやと思います」結婚相談所主催のパーティで可愛らしく自己紹介する小夜子の魅力に男たちはイチコロである。耕造もその一人。二人は惹かれあい、結婚。幸せな夫婦生活を送っていた、はずだった―――。2年後耕造は亡くなり、葬式の場で耕造の娘・朋美と尚子は、小夜子から遺言公正証書を突き付けられ、小夜子が全財産を相続する事実を言い渡される。納得の行かない朋美が調査をすると、衝撃の事実が発覚。小夜子は、後妻に入り財産を奪う“後妻業の女”だったのだ!そして、その背後には結婚相談所・所長の柏木がいた。

 

感想

それなりに面白かった。大竹しのぶの演技がすごい。実際に似たような事件もあったかもしれない。見ていて痛快な映画だった。

 

 

母性

愛せない母と愛されたい娘の「母性」を巡る衝撃の物語。 女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。事件は、なぜ起きたのか?普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。愛せない母と、愛されたい娘。同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく…

 

感想

どこかで見たような感じたような事が描かれていると思った。それは同じ境遇だったから。結婚して娘を持ち、嫁ぎ先の家のこと、嫁、姑、義理の家族たち。いろいろな葛藤、後悔、でもどうにもならずもがき続けている。みんなそうなのかもしれない。「母性」とは初めから女性に備わっているものではない、という主人公の言葉が全てを物語っていると思った。

 

 

苦役列車

1986年。19歳の北町貫多は、明日のない暮らしを送っていた。日雇い労働生活、なけなしの金はすぐに酒と風俗に消えてしまい、家賃の滞納はかさむばかり。そんな貫多が職場で、新入りの専門学生、日下部正二と知り合う。中学卒業後、他人を避け、ひとりぼっちで過ごしてきた貫多にとって日下部は、初めての「友達」と呼べるかもしれない存在に。やがて、古本屋で店番をしている桜井康子に一目惚れした貫多は、日下部の仲介によって、彼女とも「友達」になる。でも「友達」ってなんだろう……不器用に、無様に、屈折しながら、けれども何かを渇望しながら生きてきた貫多は、戸惑いながらも19歳らしい日々を送るが……。

 

感想

こんな暮らし方をしてるひとはたくさんいるだろう。スタートから底辺だから、そこから這い上がろうとしても、マイナスからの生活を普通の生活まで押し上げていくのは並大抵じゃない。世の中は不公平なもの。その不公平さを嘆いても自分の力だけだはどうにもならない。自分の手の中にあるもので、折り合いをつけてなんとか生活していくしか方法はないのかもしれない。

 

 

悪い夏

市役所の生活福祉課に務める佐々木は、ある日「同僚が生活保護受給者のシングルマザーに肉体関係を迫っているらしい」という相談を受け、真相を確かめようと彼女のもとを尋ねる。その出会いが“地獄”の始まりだとも知らず……

 

感想

貧困、貧乏、人知れずこういう暮らしをしている人が多いのかもしれない。貧困から抜け出すのは並大抵ではできない。結局底辺の暮らしで一生を終えるか、良くなってもほんの少しで、自分の持っている物の中で、できる範囲で妥協して暮らすしかないのかもしれない。

 

 

坂の途中の家

シーズン1

山咲里沙子(柴咲コウ)は、3歳の娘・文香と夫・陽一郎(田辺誠一)と3人で平穏な日々を送っていた。そんなとき、裁判所から手紙が届く。そこには、「刑事裁判の裁判員候補者に選ばれたので裁判所に来るように」と書かれていた。対象となる事件は、里沙子と同じ年頃の専業主婦・安藤水穂(水野美紀)が、生後8カ月の娘を水の入った浴槽に落とし虐待死させたという衝撃的なものだった。里沙子は裁判員の誰かが急病などで欠席せざるを得ないとき、代わりに裁判員を務める「補充裁判員」に選ばれる。 同じ子どもを持つ母として、わが子をあやめた水穂に嫌悪感を抱く里沙子だが、徐々に被告の境遇に自らを重ねていくことになる。家庭という密室で夫婦、そして親子の間で交わされた言葉は、時に刃物のように突き刺さることがある。里沙子はやがて自身の心に眠っていた混沌とした感情に困惑していく。

 

感想

子育てに悩みもがく姿が描かれている。夫やその両親、自分の両親との関係に悩み、苦しんでいる。もっと素直になれたらいいのに、本当の気持ちを理解できて、分かりあえたら、お互いに優しくなれたら、助け合えたらいいのに、と思わせるようなドラマ。子育てという暗闇の中で、苦しんでいる母親をサポートできるような体制、地域や行政、もっと身近な人たちがいたらいいのに、昔みたいに。最後は笑顔で終わったので、良かった。

 

 

さまよう刃

最愛の人が奪われたとき、あなたはどうしますか?人気作家・東野圭吾の150万部突破の同名ベストセラー小説の映画化。少年犯罪によって奪われた最愛の娘。犯人は少年法により保護され、遺族には永遠の絶望が残される。残酷な犯罪を続ける少年犯。彼らは‘少年法’に保護されている。復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、父親の長峰は自ら犯人を追う。そして、長峰を追う2人の刑事。綾部孝史と真野信一。被害者の絶望は、永遠に消えない。そして、少年たちは犯した罪と同等の刑を受けることはない。法律を守る、という建前の正義を優先する警察組織に、不条理さを感じる刑事たち。それぞれが苦悩しながら、この事件は予想外の結末を迎える。

 

感想

悲しい結末だと思った。娘をレイプし殺した犯人を父親が復讐しようとして殺そうとするも、警官に撃たれて死んでしまう。人生とは、運命とは、不公平なもの。決して、うまくいくことばかりではないし、奥歯をかみしめるような悔しいことも多いけど、自分なりに、もがき苦しんで、答えを見つけなければならないと思った。

 

 

底なし・・・(字幕版)

熱帯雨林の泥沼にハマってしまった離婚寸前の夫婦。身動きが取れない状況で殺人蟻、猛毒ヘビが襲い掛かる絶体絶命の危機に二人は?意見も合わない二人に次々と絶望が襲い掛かる人生サバイバルスリラー!

 

感想

こんな泥沼あるのか? 離婚寸前の夫婦でも、こんな危機を二人で乗り越えたらまた仲良くなれるのか? 疑問点は多々あるものの、毒蛇にかまれてあんな状態で助かったことは奇跡?としかいいようがない。でも、最後は平和に終わって、視聴者からしては一安心というところ。

 

 

罪と悪

何者かに殺された14歳の少年、正樹。彼の遺体は町の中心のある橋の下で発見された。同級生の春・晃・朔は、正樹を殺した犯人と確信した男の家に押しかけ、もみあいになる。そして、男は1人の少年に殺される。彼は家に火を放ち、事件は幕を閉じたはずだったー。時が過ぎ、刑事になった晃は父の死をきっかけに町に戻り、朔と再会する。ほどなく、ある少年の死体が橋の下で見つかる。20年前と同じようにー。晃は少年の殺害事件の捜査の中で、春と再会し、それぞれが心の奥にしまっていた過去の事件の扉が再び開き始める。かつての事件の真相は、そして罪と向き合うということとはー

 

感想

最後は、真相が明かされる。それが本当なのかどうかははっきりさせていないが、多分それが真相なのだろう。ずっと真相を隠し続けて引きこもりになってしまった兄弟もかわいそうだが、罪をかぶせて、殺してしまったのだろうか?

 

 

フロントライン

目の前の乗客の命を優先して行動するDMATの指揮官・結城英晴(小栗旬)、国を守るため国内に感染を持ち込まないことを最優先する厚労省の役人・立松信貴(松坂桃李)。最前線《フロントライン》で守るべきは、この国か、目の前の命か――。そして、船内に乗り込み現場を指揮する東日本大震災からの結城の戦友・仙道行義(窪塚洋介)、岐阜に家族を残して駆けつけた医師・真田春人(池松壮亮)らは、自身の危険も顧みず乗客の不安を取り除こうと奔走する船内スタッフ羽鳥寛子(森七菜)らと協力し、上野舞衣(桜井ユキ)らマスコミの加熱報道が世論を煽る中、全乗客乗員を無事に下船させるため、未知のウイルスに立ち向かう

 

感想

いわゆる、コロナが発生したときの豪華客船のストーリー。大変などという言葉では比喩できないほどの状況だったことは容易に想像できる。でも、実際に医療関係者の人たちは相当の苦しみや、恐怖の中で未知のウイルスに対応していたのだ。頭が下がる。報道関係者も面白がって報道しなければ、視聴率が取れないので、葛藤がありながらもそんな報道になっていたのかもしれない。

 

 

ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡(字幕版)

1981年、刺激のある人生を求め旅するバックパッカーヨッシーギンズバーグダニエル・ラドクリフ)。彼は2人の友人とガイドと共に、ボリビアのジャングル奥深くにある先住民が住むと言われる秘境の地を目指す。しかし、険しいジャングルを進むうちに、友人の怪我、意見の対立などからグループ内に争いが始まり、4人は2組に分かれて行動することになる。しかし、あるトラブルが起こり、ヨッシーはジャングルにたった1人取り残されてしまう…。ヨッシーは、ジャングルに潜む野生生物や自然の脅威に晒され、さらに孤独な闇夜を過ごすことで肉体・精神ともに追いつめられていく。そして、最後は自分との闘いに・・・。果たして、彼の運命はーー。

 

感想

久々のサバイバルものだが、事実を基にした映画だけあって面白かった。こんなジャングルがまだまだ世界中には存在するのだと思うが、そこに無防備に足を踏み入れようとすると痛い目にあう。人間なんてちっぽけで弱い生き物。神様が作った最大の失敗作は人間だそうだ。自分勝手に自らの欲や便利さを追求するために、自然を破壊し続けて、今はそのしっぺ返しを受けているところ。本当に人間は愚かなもので、絶滅するまでそれはつづくんだろうな。

 

 

リベンジ・タイム(字幕版)

ヒロイン・リベンジ映画に新たなる傑作が誕生!!オリジナル予告の視聴回数が1年間で1070万回突破!!世界3大ファンタスティック映画祭のひとつ、ポルト国際ファンタスティック映画祭で監督賞受賞!!義父の極限の支配からの脱出と完全なる復讐を描くリベンジ・スリラー!

 

感想

タイトルの「リベンジ・タイム」だが、最初の前置きが長すぎる気がする。義父の支配から逃れ、もう1人の女性とともに、同じように殺人を犯してきた男に復讐をすることになるのだが。復讐するストーリーをもっと描いてほしかった。前半の大部分を占める、女性への拷問は1人くらいでいい。

星守る犬

夏の北海道。山中に放置されたワゴン車から中年男性と犬の白骨死体が発見された。遺体の埋葬処理を請け負った地元市役所の福祉課に勤める青年は、何かに導かれるように、残された手掛かりから死んだ男性の足取りを辿る旅に出る。途中、ひとりの少女と出会い、彼女を旅の道連れにしながら、死んだ男性と、その愛犬との短くも永い旅路を紐解いていく涙溢れる感動のストーリー。

 

感想

実際には、役所の人がこんなに仕事をさぼって、身元不明の人のことを調べるなんてあり得ないけど。西田さんが出てくるあたりから徐々に面白くなってくる。構成的には、西田さん単独のストーリーでも良かったような気がする。

 

 

ファミリー・ディナー

ふくよかな体型に自信の持てない10代の少女シミーは、復活祭の休暇を利用して、有名な料理研究家で栄養士の叔母クラウディアの元を訪ねる。シミーは叔母が健康的なダイエットの力になってくれると期待していたが、叔母の食事指導は過激なものだった。更には、敵意を剥き出しにしてシミーに嫌がらせを繰り返す従兄弟のフィリップ、そして得体のしれない叔母の新しい夫・シュテファンの存在がシミーの不安を掻き立てるのだが…

 

感想

ストーリーに派手さはなく、淡々とストーリーが進んでいくが、どこか不気味さが漂ってくる。ラストシーンはどういうことなのか、いまいちはっきりせず後味がよくない気がする。こんなことが、どこか外国の片田舎で本当に起こっているような気になってくる映画だった。

 

 

レプリカズ(字幕版)

神経科学者ウィリアム・フォスターは人間の意識をコンピュータに移す実験を今にも成功させようとしていた。しかし、突然の事故で家族4人を失ってしまい、タブーを犯す決断をする。彼は家族の身体をクローン化し、意識を移し替え、完璧なレプリカとして甦らせることに成功したのだ。ただし、彼らの記憶を少し改ざんして―。家族と幸せな日々を送ろうとするウィリアムだが、研究を狙う政府組織が、サンプルとして家族を奪おうと襲い掛かる。愛

 

感想

クローン人間ができるストーリー。キアヌリーブスが主人公でどこかマトリックスを思わせる近未来の話。でも、こんなクローン人間ができるのも、そう遠い未来の話ではないような気がする。実際に生成AIでビデオではその人そっくりのアバターができる。もう、クローン人間ができるのも時間の問題、いやもうできるのかもしれない。

 

 

ワ―ス 命の値段(字幕版)

2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが発生した。未曾有の大惨事の余波が広がる同月22日、政府は被害者と遺族を救済するための補償基金プログラムを立ち上げる。プログラムを束ねる特別管理人の重職に就いたのは、ワシントンD.C.の弁護士ケン・ファインバーグ。調停のプロを自認する彼は独自の計算式に則って補償金額を算出する方針を打ち出すが、彼が率いるチームは様々な事情を抱える被害者遺族の喪失感や悲しみに接するうちに、いくつもの矛盾にぶち当たる。被害者遺族の対象者のうち80%の賛同を得ることを目標とするチームの作業は停滞する一方、プログラム反対派の活動は勢いづいていく。プログラム申請の最終期限、2003年12月22日が刻一刻と迫るなか、苦境に立たされた彼が下した大きな決断とは……

 

感想

911同時多発テロの補償プログラムの管理の仕事をすることになった弁護士の物語。実際にあったことのようだ。アメリカという裁判大国で、この騒動を収めるのは並地底のことではなかっただろう。被害者遺族は、それこそ国、人種、職種などさまざまで、その被害者たちに値段を付けるというのだから。命に値段をつけるなど言語道断だと悲しみ、激怒する遺族の気持ちもわかるが、今回のような大惨劇には、一定の基準を設けないことにはおさまりがつかなかったのだろう。この大変な仕事をやり遂げた弁護士さんたちには、本当に敬意を表したい。

 

 

手紙

川崎のリサイクル工場への送迎バス。 最後部座席に野球帽を目深に被った青年の姿がある。武島直貴、20歳。 暗い目をしたこの青年には、人目を避ける理由があった。兄・剛志が、直貴を大学にやる学費欲しさに盗みに入った邸宅で、誤って人を殺してしまったのだ。数度にわたる引越しと転職。兄貴がいる限り、俺の人生はハズレ。そういうこと―。 自暴自棄になる直貴を、深い絶望の底から救ったのは由美子の存在だった。 しかし、その幸せが再び脅かされるようになった時、直貴は決意する。・・・塀の中から届き続ける、この「手紙」という鎖を断ち切ってしまう。

 

感想

今は手紙なんて書く人も少なくなってしまったけど。手紙しか人とつながることができない人もいる。そんな人には唯一の手段なんだ。家族が犯罪者ということで、それが分かると社会から拒否される。当然のことのようだけど、拒否された家族にとってはつらく、せつなく、自分ではどうすることもできないだろう。会社の会長さんがいったとおり、「ここから始める」しかない。どんな目にあっても、それを受け入れて生きていくしかないのだ。

 

 

太陽が見えないほど、深い森の奥にある重度障害者施設「三日月園」。ここで新しく働くことになった堂島洋子は元・有名作家だ。東日本大震災を題材にしたデビュー作の小説は世間にも評価された。だがそれ以来、新しい作品を書いていない。彼女を「師匠」と呼ぶ夫の昌平は人形アニメーション作家だが、その仕事で収入があるわけではない。経済的にはきつい状況だが、それでも互いへの愛と信頼にあふれた二人は慎ましく暮らしを営んでいる。施設の仕事にはだんだん慣れてきたものの、しかしこの職場は決して楽園ではない。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力、虐待を目の当たりにする。だが施設の園長は「そんな職員がここにいるわけない」と惚けるばかり。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく。

 

感想

相模原の障害者施設で起きた惨殺事件をモデルにしたストーリー。世の中はきれい事ばかり言って、この問題に蓋をしようとしているけど、当事者になったら、どんな気持ちなんだろう。現実として、こんな障害者が家族にいたら、恥ずかしいし、隠したいし、はやくいなくなってほしいと思っても仕方がない。こんな施設がなかったら、どうしようもない。みんな実際には言わないけれど、ある意味みんながしたいことを代わりに実行したともいえるのではないか。

 

 

コカイン・ブライド

娘・ダーシャの将来のため、暴力的な夫から逃れようとマッチング・サイトに登録したニーナは、アメリカで暮らす裕福な引退した外科医・カールと出会う。すぐさまロシアからアメリカへと渡った親子は、ささやかな結婚式を行い、幸せな生活を楽しみにしていた。しかし、結婚式の直後から、ニーナとダーシャに不可解な現象が次々と降りかかる。頼りにしていたニーナの親戚は結婚式の帰路で事故死し、ダーシャは屋敷の中で女の幽霊を見るようになる。そんななか、ニーナはカールがコカインを吸っているところを見てしまう。ダーシャの将来を考えやりきれなくなったニーナは、人里離れた屋敷から出ていくことを決意するが

 

感想

最初は単に怪しい初老の夫が、ダーシャを虐待でもするのかと思ったが、病気の息子のために臓器を移植するためだったとは。コカイン・ブライドの意味が終盤で明らかになる。殺されかけてズタズタのニーナは、最後にコカインを大量に吸ってよみがえったように強靱になり、次々とやってきた医師やスタッフを殺していく。ある意味、痛快というか、日本映画ではここまで残虐に描けないだろうと思った。最後に、悪者のカールを殺すことができて、ほっとした。やはり正義は勝って、悪人は滅びるという王道のストーリーを、視聴者としては望んでいる。

エンジェル・ドッグ(字幕/吹替)

交通事故で家族を失った男のもとに残された犬。もともと迷い犬で飼い始めたばかり、犬好きではない上、なぜお前だけが生き残ったのかと怒り、憎しみを抱いてしまうほど、彼の心は傷ついていた。だが共に過ごしていくうちに、男は次第に癒され、前を向き日常生活を取り戻していく。犬と人間が織りなす心の交流と再生を描く感動ストーリー!そして物語は更なる感動へ―。この犬を飼っていたもとの飼い主も、孫を亡くしていた事実が発覚する。これは偶然か、それとも奇跡か?はたまた悲しむ人々を癒すために遣わされた天使なのか?感動の結末まで見逃せない!傷ついた者に寄り添う姿が、愛おしく、そして感動を呼ぶ!

 

感想

傷ついた人のところに行って、その人の心を癒やす、というまさに奇跡の犬。こんな犬がいたらいいのに。でも、セラピー犬がいるように、動物を飼うと優しい気持ちになって癒やされるのは確かだ。

 

 

若き見知らぬ者たち

風間彩人(磯村勇斗)は、亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母、麻美(霧島れいか)の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。彩人の弟・壮平(福山翔大)も同居し、同じく、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れている。息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人の日向(岸井ゆきの)との小さな幸せを掴みたいと考えている。しかし、彩人の親友の大和(染谷将太)の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常は、思いもよらない暴力によって奪われてしまう。

 

感想

生まれた時から幸せでずっとそれが続く人生の人もいる。一方でずっと不幸でそのまま死を迎えてしまう人もいる。世の中は何て不公平なんだろう。来世では、もっといい人生が待っていますように。そう願わねばいられないようなストーリー。

 

 

かくしごと

許されないとわかっていても、なぜ彼女は嘘をついてまで子供を守ろうとしたのか。そして、このひとつの嘘から明らかにされていく、それぞれのかくしごととはー 絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵(奥田瑛二)が認知症を発症したため、渋々田舎に戻る。他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始めるのだった。 次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく三人。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった─。

 

感想

突然出てきたこの子供に、死んだ自分の子供を重ねているのは、容易に理解できた。少しの間だけでも、死んだ子が帰ってきたような、また子供の世話を出来るんだ、そんなワクワクした楽しい気持ちが手にとるようにわかる。最後は、犯罪に手を染めてしまったけど、裁判での男の子の証言が、千紗子の救いになっただろう。

 

ゴールド・ボーイ

義父母を崖から突き落とす男の姿を偶然にもカメラでとらえた少年たち。事業家の婿養子である男は、ある目的のために犯行に及んだのだ。一方、少年たちも複雑な家庭環境による貧困や、家族関係の問題を抱えていた。「僕達の問題さ、みんなお金さえあれば解決しない?」朝陽(13)は男を脅迫して大金を得ようと画策する。「何をしたとしても14歳までは捕まらないよ。少年法で決まってるから」殺人犯と少年たちの二転三転する駆け引きの末に待ち受ける結末とは……。

 

感想

立場が2転3転して、最後には大どんでん返し。悪いことはできませんね。ある意味、この少年が捕まって最後にはほっとした。悪が勝ってしまうのでは、救いがないような気がします。正しいことをして生きている人たちがバカを見てしまうからね。世の中にはそんなことだらけ。せめて映画くらいは、そうならないように正義が勝つ、となってほしい。

字幕版)快楽の悪の華

一流法律事務所を解雇されたダーヴィトは、妻や幼い息子に内緒で、女性相手に体を売る“売春夫”の仕事をしていた。ある日、裕福な男性がダーヴィトを買おうとするが、ダーヴィトは拒否する。しかしその男性の妻が政治家であることを知ったダーヴィトは、政治家の夫が同性愛者だというスキャンダルで脅して大金を奪おうとする。ダーヴィトはもう一度男に会い、証拠の写真を撮影して送りつけるが…。

 

感想

あまり期待はしていなかったが、それなりに楽しめた。ダーヴィトとヤンスのどちらが勝つのか最後まで目が離せなかったが、結局二人は離婚?したのかどうか。

ダークスカイズ(字幕版)

バレット一家の大黒柱ダニエルは不況の煽りを受け失業中で、妻レイシーの稼ぎに頼る生活を送っている。苦しいながらも思春期の息子ジェシーと次男のサムの4人家族でなんとか生計を立てていた。ある日からレイシーは耳鳴りに悩まされるようになり、夜中に家の中で“何か”の気配を感じとる。家を見回ると荒らされた形跡があり、彼女は戦慄する。不審者の仕業と最初は思っていたが、その日を境に度重なる怪現象に悩まされていく。家の中で感じる「何か」の気配は一向に消えず、あまりにも不審に思ったダニエルは真相を暴こうと家の中に6台の監視カメラを設置する。録画した乱れる映像をコマ送りにすると、そこには目を疑うおぞましい存在が映りこんでいた―。

 

感想

宇宙人がある家族に侵略してきてさらっていくストーリー。最初は誰の仕業なのか分からなかったけれど、宇宙人の研究者に会ってそれが事実だと確信する。それからが家族愛のような展開になり、父親が家族を守ろうとするところが感動的。後半の宇宙人が襲来する場面の作りも、こういう部分は外国映画のほうがよく出来ている。

ロスト・マインド

心臓移植から2ヵ月、画家のハリーとジェームス夫妻の幼い娘エバは消えかけていた命を繋ぎとめることができた。ハリーは愛しい我が子が生きている喜びを感じるものの、いつかこの幸せがなくなってしまうのではないかという不安に苛まれ不眠に陥っていた。そんな妻を心配するジェームスによって義母リンによる育児サポートが始まるが、リンの私生活を嫌悪していたハリーの不安はますます募っていく。そんなある日、エバとの散歩中に財布を忘れ困っていたハリーは、アートの広報をしているメーガンという女性に助けられる。彼女と意気投合したハリーは、自分の絵を取り扱いたいというメーガンの申し出を快く引き受けるが、そんな自分の姿を見つめる不審な男の存在に気づく。育児不安に苛まれる新米ママを狙う戦慄のサイコ・サスペンス!

 

感想

最初は主人公の女性がおかしくなったのかと思ったけど、メーガンという女性の仕業だったとは。

孤狼の血 LEVEL2

 

3年前に暴力組織の抗争に巻き込まれ殺害されたマル暴の刑事・大上の後を継ぎ、広島の裏社会を治める刑事・日岡松坂桃李)。しかし、刑務所から出所した“ある男”の登場によって、その危うい秩序が崩れていく…。やくざの抗争、警察組織の闇、マスコミによるリーク、身内に迫る魔の手、そして圧倒的“悪魔”=上林(鈴木亮平)の存在によって、日岡は絶体絶命の窮地に追い込まれる…!そんな極限状態の中で、日岡が知る衝撃の事実とは!?

 

感想

このパート1を見て面白かったので見てみた。1の役所広司がよかったけど、2では鈴木亮平の演技がすごかった。ドラマで熱血救命救急医を演じていたので、真逆の役で、これほど正反対の役も面白いと思った。ラストの山の中でオオカミを見るのは、何かの象徴的なもの?ちょっと分からなかったけど。