復讐したい

もしも大切な人が残虐な事件により、一瞬にしてあなたの前からいなくなったら復讐しますか?裁判をしますか?世界で最も安全と言われるここ日本。2020年「復讐法」が制定される。国で定められた法律に則って罪を犯した犯罪者を被害者、もしくは親族により制裁を下すというもの。中学校教師である主人公の高橋泰之はこの法律に反対だったが、愛する妻「泉」を奪われた泰之は怒りを抑えられず「復讐法」に則り自らの手で犯人に制裁する道を選んだ。ちょうどその頃、過激な環境保護団体「アースウィング」のリーダー風祭とメンバーが無差別過激な環境保護団体「アースウィング」のリーダー風祭とメンバーが無差別テロの犯人として捕まる。この男たちも「復讐法」により、被害者たちの親族により復讐されようとしていた。様々な「憤怒」「怨恨」による関係をもつ被害者と犯人が複雑に絡み合った人間関係と復讐の連鎖が更なる悲劇が待ちうける。

 

感想

愛する人を殺された恨みは理解できるが、復讐は次の復讐を生むだけ。人間は自己中心的で身勝手な生き物。一度復讐法が施行されれば、どんどんエスカレートするだけ。こんな法律は物語の中だけにしてほしい。

ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜

長野オリンピックラージヒル団体で日本初の金メダルを狙うスキージャンプチーム。そこに、エース原田のジャンプを複雑な想いで見つめる男-元日本代表・西方仁也田中圭)がいた。前回大会・リレハンメルオリンピックで、西方は原田とともに代表選手として出場するも、結果は銀メダル。4年後の雪辱を誓い練習に打ち込んだが、代表を落選。失意の中、テストジャンパーとしてオリンピックへの参加を依頼され、屈辱を感じながらも裏方に甘んじる。そして迎えた本番。団体戦の1本目のジャンプで、日本はまさかの4位に後退。しかも猛吹雪により競技が中断。メダルの可能性が消えかけた時、審判員たちから提示されたのは、「テストジャンパー25人全員が無事に飛べたら競技を再開する」という前代未聞の条件だった…。

 

感想

こんな舞台裏があったとは、一般の人たちは知らなかっただろう。何でもそうだが、裏では多くの人たちが知らない所で支えているのだ。代表を落選した西方さんの悔しさはどんなものだろう。でも裏方を引き受けたのは立派だった。

M3GAN/ミーガン(字幕版)

おもちゃ会社の優れた研究者であるジェマは、子供にとって最高の友達であり、親にとって最大の協力者となるようにプログラムした、まるで人間のようなAI人形<M3GAN(ミーガン)>を開発。ある日、両親を亡くし孤児となった姪のケイディを引き取ることになったジェマは、ミーガンに対し「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示するが、それは想像を絶する事態を招くことに…。

 

感想

面白い。本当にありそうで恐い。人間よりロボットの方が優れているが、AIに支配されないように人間も気をつけないと。

 

参考

You are the boss 任せて

What are you doing? 何のマネ?

スイート・マイホーム

極寒の地・長野県に住むスポーツインストラクターの清沢賢二は、愛する妻と幼い娘のために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”と謳われたその住宅の地下には、巨大な暖房設備があり、家全体を温めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、充実を噛みしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家。だが、その温かい幸せは、ある不可解な出来事をきっかけに身の毛立つ恐怖へと転じていく。差出人不明の脅迫メール、地下に魅せられる娘、赤ん坊の瞳に映り込んだ「何か」に戦慄する妻、監視の目に怯えて暮らす実家の兄、周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された記憶。その「家」には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。最後に一家が辿り着いた驚愕の真相とは?

 

感想

犯人は、何とハウスメーカーの設計士の女性だった。自分の理想の家族を、顧客に重ね合わせていたという。次々と起こる恐怖の出来事に、スクリーンから目が離せない。隠されていた事実が明らかになるなど、ストーリー展開も面白い。久々にヒット!

パラノイア 暴走祖母

パラノイア 暴走祖母

優しき姑は恐ろしきパラノイアだった…!異常な執着心が暴走する姑に狙われたシングルマザーの恐怖を描く衝撃サスペンス!婚約者と疎遠になっていたその母の関係を、善意のつもりで修復させようと考えたヒロイン。彼女の優しさはやがて仇となり、思いも寄らぬ悪夢が降りかかることになる。孫たちには様々な物を与え、手なずけていく姑の愛情はやがて、手段を選ばず邪魔する者を排除する方向へと暴走。そんな狂った愛情から、ヒロインは我が子を守り通そうと懸命に対峙していく。歪んだ愛が孫への執着心へと変貌した、姑に翻弄されるシングルマザーの恐怖を描く衝撃作!

 

感想

孫かわいさに、ついつい甘やかし、その存在に執着し、独り占めしようとする。これほどの程度までいかないまでも、よくある話しのように思える。子供は両親が一番であり、祖父母はあくまでもサポート側に回り、余計な口出しは無用。両親の育児方針に従うのが鉄則だ。

 

参考

I mean it 絶対よ

check on 様子を見に来る

That’s not fair あんまりだ

except for the truth  真実しか

you are monster おかしい

I am sure parents love that きっと喜んでくれる

ポーラ 情事の代償

ポーラ 情事の代償

高校の化学教師ポーラは、妻子持ちの体育教師フィリップとの不倫関係を終わらせようとしていた。同じ頃、自宅の地下室に出たネズミを駆除するため便利屋のジェームスと出会い、彼女はその場の弾みで一夜を共にする。

 

感想

この女性、すぐに肉体関係に行きすぎじゃ? それで関係性が複雑になっている。便利屋さんの家庭状況もかなり複雑なよう。外国でも、すてきな家や家族ばかりじゃなく、こういった普通とか、それ以下の状況におかれている人たちもいるんだと思った。

 

参考

上等だ

ふざけるな

fuck off いい加減にして

not blind 目は節穴ではない

protect you 助ける

oh my god まさか そんな(死亡を聞いて)

Jesus マジか

check outs調べる

know who did this 誰か検討がついている

 

 

ストックホルム・ペンシルベニア

あらすじ

4歳の時に誘拐され、17年間地下に監禁されていたレイア。無事に発見されて両親の元に戻るが、4歳までの記憶はなく、誘拐犯であるベンとの生活を忘れることができない。母親のマーシーは失われた期間を埋めようと必死になり、レイアへの要求は次第に激しさを増していく。

 

for now 一応ね

uncomfortable  気に障った

you went through 何があったか

like 満足する

obviously もちろん

distracted 心ここにあらず

not fair 一方的だな

 

感想

やっと娘が戻ってきたのに、肝心の娘はうかない顔、雰囲気。ずっと一緒に暮らしてきた誘拐犯の男ベンを信頼しきっていたのだろう。それにしても、誘拐犯の男はそんなに悪さをしていたわけではなさそうだ。ただ自分だけのものにしたくて地下に監禁していただけなのだ。帰ってきた娘に対して母親は心を通わせようと、試行錯誤を繰り返すが、やがて母親もレイアを拘束し監禁状態にして、結局は誘拐犯の男ベンと同じことを娘にしてしまう、という不思議なストーリー。娘との仲を取り戻そうとしても、空白の時間があまりにも長いため、無理そうだ。